Mok Note Blog

もくしゅん(@mokusyun)の物書き用。アニメ評論と料理本のサークル『まーがれっと評論社』主宰

BanGDream! 8th Live Day3感想 - With COVIT-19でのライブ、モニカ覚醒の兆し、上坂すみれ、そしてポピパの修行、あとニチアサ

バンドリ!の8th Live、Day2, 3と参戦してきたので特に良かったDay3の感想を。

長い。三行で。

おかえり、ただいま、ありがとう。 モニカやるやんけ!パスパレはよ5人揃えろ! やっぱりポピパ…なんだよなぁ…

総論: With COVIT-19でライブするということ

個別の曲に入る前にこんな情勢下について。

2月くらいから始まったCOVIT-19 (新型コロナウィルス) 騒動。当初は僕も影響をかなり甘く見積もっていて、1カ月くらいオタクデトックスするかーとかいうテンションでしたがまさかこんなことになるとは思ってませんでした。

私にとってこの騒動前最後のイベントは2月(アサルトリリィ 交流会 Feb. -ハピバレ-)で、そのあと数多のイベントが中止になりオタク各位はかなりダメージを受けたのではないでしょうか。私が行けなかったイベントだけでも、ANIMAX MUSIX NEXTAGE、DriveUsCrazyリリイベ、ラジオスタァオーディション、アサルトリリィ交流会3月、お願い!春の声優祭り、スタァライトバンドライブ、バンドリGBPスタァライト新作公演、遠足のレビューなどなど数えきれないほどのイベントが潰えました。あとアサルトリリィのアニメも延期しました。

で、そんな中でもBanGDream!8th Live。ラブライブがドームツアーを断念するなど、まだまだ多くのイベントが開催を見合わせる中でこの開催は正直英断だと思います。開催してくれたことは何はともあれうれしいです。B社コンテンツに関して言えばアサルトリリィも予定通り開催され、遠足のレビューも再開(大阪では残念を通り越して言葉にもできない事件がありましたが)したということで、かなり前進しているのではないかと思ってます。

ただ、8thLive当日を迎えるまでは、この情勢下でかなり制限されたライブが成功するのかはかなり懐疑でした。 だってライブだよ?声を出せない?(バンドリはもともと違いますが)オルスタもできない?キャストの練習も制限される?その中で最高のパフォーマンスの最高の場が作れるのか?そもそも席数は減らされ、会社とかの方針で涙を飲んだオタクもいる中で、人の少ない会場をキャストに見せていいのか?もはや僕たちの日常は帰ってこないのではないか。そんな一抹の不安を抱えながら、僕は河口湖に降り立っていました。

が、結果として、BanGDream!、特にポピパはそんな不安を解消してくれたと思ってます。もちろん、今まで通りのライブではないにしても、With COVIT-19でのライブのやり方の一つを示してくれたと思います。

本当にライブを返してくれてありがとう。りみりんの挨拶通りで「ただいま、おかえり、ありがとう」これに集約されるかなと。 席数を削り、物販が余裕で買えるくらいの売れ行きで収益的にはしょっぱいのに開催を決意したB社の経営層、With COVIT-19でできる最高の演出を考えたスタッフ・演者、感染リスクが高そうな中でライブを支えた裏方、できる形で最高の応援したオタク・・・・本当にありがとう。俺たちは帰ってきたよ。キャストも帰ってきたよ。基本的にB社と同族のオタクが嫌いで普段は呪詛しか吐かへんけど今回は本当にありがとう。

各論1 Morfonica 倉田ましろと進藤あまね…進化への道筋

好きな人もいるので、大声ではあんまり言うてないですが、僕はMorfonica登場当初、かなりどうかと思ってました。 のびしろっていう便利な言葉を盾に、バンドリーマーがただのブシロード肯定ペンギンになってんちゃうんかと。お世辞にも上手いとは言えないボーカル(顔はいい、演技も下手ではない、胸はデケッデケッデ)、演奏だけで拾ってきた棒読み声優、なぜか表舞台にひっぱりだされたドラム講師、バイオリン弾けるのに大人の事情でベースやらされてるとしか思えない虚無バラエティの女王…いやお前らRASで味占めて2匹目のドジョウ狙ってるだけちゃうんかと。そんな適当なプロデュースするから、ミルキィホームズフェザーズは…ってな感じで。

いやわかりますよ。RASも当初批判されたけど今ではその影もないし、なつめさんの演技もうまくなったし、フェザーズも結果としてはオーディションで発掘した彩沙はかなりの逸材だし…ただ肯定しかしないオタクに向けてコンテンツ作ったら長期的には死ぬんちゃうんかと。すべてのジャンルはマニアが潰すっていうたのではK谷、お前ちゃうんかと。新規が寄りづらいラ!とかiM@S、肯定ペンギンで固めた駄サイクル(by鯨井ルカfromネムルバカ)に突入する人が多いVtuberになりたいかと。(そんなこというてますが、なんだかんでラ!もマスも好きです。vはよーわからなん)

が、彼女たちはちゃんとやってくれました。まだまだ正直にいうて甘いところは夜空に輝く星の数ほどあると思いますが。 1曲もDay Lightが始まる前に、下を向いて待機していたあまねすには確かに倉田ましろが宿っていました。歌い始めた時には痺れました。お前やれるやんと。喉からCD音源なんていう使い古された表現はありますが、CD超えてるんやんけと。他の歌はまだまだ至らんところはあるけどchAngEの歌いだしとか超カッコいいし、ブルームブルームもかなりキタよ。あまねイけるやんと(変な意味でなく)。だいぶ進化への道筋が見えたと思います。少し安心しました。

なので本当に彼女にはもっと場数を踏んで成長してほしいです。1stLiveであれをできるのはすごいと思うので。ミルキィの1stとかポピパの旧1stとかと比べもんにならんので。Ayasaさんはかなり出来上がっているので本当にそこから学んでほしい。それゆえにこの情勢で場数を踏めないのは本当に残念です。

Morfonicaとしてもあの短いライブ時間で、透子、つくし、 瑠唯の絡みやったりキャラクターのライブとしてもよかったので、モチベ激低でシリアルあるからとりあえず申し込んだモニカの単独ライブのモチベがストップ高しました。 あと、おゆちゃんがかなりカツカツで直田との差がやばいので、B社は下らんバラエティの前にちゃんと色々やってください。ほんまに。

各論2: Pastel*Palette 白鷺千聖はそこにいたんだ…そいてサバねばが出来る日まで…

Morfinicaいけるやん!ってなってからのパスパレ。1月の彩りSpecialがかなり良かったので、曲数が限られるこのライブでどう見せてくるのか…?非常に気になりながら、幕は明けました。

で、1曲目がきゅ~まいで開幕。個人的には彩りSpecialのワクワクMeetsトリップの台詞が始まる構成が好き好き侍だったので、期待してたのですが来なくて残念でした。ただただ、やはりそこはきゅ~まい。フィルムライブとシンクロするあみたのパフォーマンスは最高で、彩りSpecialの時も思ったのですが、丸山が二人いました。クラップも声を出せないこのライブではありがたい。そこから、パスパレボリューションず☆、AtoZとなかなか声を出せないのは辛い場面で悶々。まぁその気持ち2曲後に吹き飛びましたが。

で、MCであっつあつ常夏らぶサマーを予告してきての曲入り。連番者があっつあつ常夏らぶサマー大好き芸人だったので、思わず始まる前にガッチリ握手してしまいました。ソーシャルなディスタンスの都合抱き合いはしませんでしたが、許されるなら抱き合ってクルクル回っていました。この曲をシングル化しないB社は無能。ほんまに。

で、らぶサマーでひとしきり盛り上がったところに、Ring-Dongのイントロが流れ始める。この瞬間、オタクは思考が巡り巡り止まりました。「彩りSpecialでやらんかったのはすみぺ来いひんかったからやろ・・・?」「いやでもすみぺ、今日は来ないやろ」「いやいやRing-Dong流れてるやん」… で、モニターに出てくる白鷺千聖と化した上坂すみれ。もうすべてが信じられませんでした。色々耐えれなくて、前の席の背中で頭を強打しました。まじで痛かった。茫然自失として声出し禁止忘れて「終わった…」って五回くらい言うてた気がします。だいぶ記憶ないですが。それくらい終わった。2番くらいから意識を取り戻して振りコピする余裕ができましたが。

本当にRing-Dongは曲もその背景にある物語も、振りコピというライブでの楽しさもどれを取っても完璧ですね…僕の中でこれを超えるパスパレ曲が出てくるイメージがまったくつかないんですよね…まぁバンドリにはいい意味で(悪い意味の時もあるけど)裏切られることが多いので、期待してますが。

映像ごしのすみぺとリンクするようにパフォーマンスするあみたは、もう完全に千聖さんと彩ちゃんでした。これはまじで、このCOVIT-19騒動でリモート出演というが定着し始めたことで生まれた時代の奇跡だと思いました。これで雨でも降ってたら完璧だったんですが、流石にそれはオタクの高望みですかね。でもまさに時代を味方につけたあのパフォーマンスだと思いました。少し泣く(fromピンポン)どころの騒ぎではありませんでした。

あまりの衝撃に、もういちどルミナスの記憶が一切ないんですよね…あみたが退場した後に、思わず頬を叩いて正気に戻ろうとしていました。(いい意味で)クソみたいな幕間映像がなければ死んでたと思います。

勿論よかった分、これもしかしたら西武ドームで…?的な思いはあるんですが、本当にこれは本ライブ最大のサプライズでした。そりゃあみたも泣くわ。MCでもいうてた通り、すみぺが来ないとやらないと決めてた曲をこのような形で聞けたのは本当に僥倖でした。(いやだとしたらWonderland Girlも結婚して亜李・ドライバーと化した小澤亜李さん来るまで待ってほしかった気持ちもあるんですが…)とここまで来たので彩りSpecialでもやらなかったあの曲、そうSURVIVOR ねばーぎぶあっぷ!の披露が俄然たのしみになってきましたね…5人居るには訳があると思うので、早く5人ピースを一つの場に集めて披露してほしい…ラウクレⅡもあることですし、彩りⅡ頼みます。ほんまに。

各論3: ポピパ これが新しいライブ様式か…

幕間映像でリセットして、ポピパのターン。日が暮れていい感じになってきたところに、まさかのTime Lapse開幕。時間帯と歌詞をリンクさせてくるのは最高ですね。野外ライブならでは演出でかなりテンション上がりました。このエモさのおかげで、シンガロングできない悲しさがぶっとびました。

前日のRASは開幕が遅れたことで、Depaturesが暮れてからの披露になりましたが、これも偶然の産物として最高でたね。

で、そこから繋ぐのがイニシャル。まさかの疾走系チューン2連続。正直疾走系チューンでは、ロゼ・RASの方が強いって思ってましたが、こうやられると考えも変わりましたね。イニシャルは、西本のベースが本当にかなり好きでした。西本はほんまにライブの度に株が爆上がりしますね…プレミの前から5列目で西本側だったこともあり割とずっと西本見てました。

そこからの3曲連続のサマーチューン。花火できる中での夏のドーン!、真っ暗な中でのエモエモのハチイフもさることながら、声を出せないながらも最高に盛り上げてきた夏色SUN!SUN!SEVEN!いやもうあれは凄い。元から好きな曲ですが、本当にこの情勢下のライブに合わせて仕上げてきたなぁと。クラップ練習して、クラップで盛り上がりながら、普通に踊るやろなぁって思ったところからのまさかの3連茶番劇。演奏技術としてはRASが最高だと思うんですが、ライブパフォーマンスとしてはやっぱりポピパですね。やっぱりロールモデルとしてきたサイサイと対バンして、修行期間を経てホンマに化けたと思います。未知りみりんホンマに好き。大阪ファンミ映像化してくれ~~~

で、そこからハチイフ、ときエク、(茶番挟んで)スタビという流れ。これもかなり好きです。というのハチイフはアニメ時系列と小説版=ifの世界を繋ぐ曲だと思っているので。ifの世界を提示しながら、アニメ1期OPから小説版曲。完璧。100点満点。最高。

茶番のfirebirdも最高。あこまでやるなら1番だけでもしっかりやってほしかった。てか大橋あれ叩けるのすごいよね…オタクも空気読んで赤いペンライトに変えたの偉い。僕はスタビの気持ちから切り替えきれずに変えれませんでした。よく考えると寺川がランダムスター置いてる地点で気づくべきですが…そんな余裕はなかった

スタビで改造サイリウムで走り出すずっと走ってた~したオタクはある意味天才。追い出されること前提に荷物持ってたらしいことも含めて完璧。ただやるならANIMAX MUSIXでやってくれ。俺はああいうの風物詩的に楽しめるからいいんやけど。

で、ラス2曲がティアドロ。闇夜の帳が下りた空間で赤から青に変わるをやるのが楽しすぎる。UO10本くらい折って連番者に心配されてたらしい。〆はミライトレイン。順当。だけど少し泣く。

アンコールの夢撃ち…?あれはもう見えてけどかなり泣く。ほんまにメットライフドーム返してくれ…どうして…

総じて言うとBreakthroghはじめ未披露曲の公開は抑えめでここは単独に寄せてきたなという感じ。ただTime lapseや夏のドーン!、SUN!SUN!SEVEN!などあの場だからできる曲、With COVIT-19だからこそ盛り上がる構成、演出をこれでもかと詰め込んできて本当に新たなライブ様式を示してきたなという感じ。上でも述べた通りに、ライブとして完璧なパッケージを提供してきたなというのが本当に思う所。もちろんRASみたいにMCなしで突っ切るも好きなんですが、やっぱりこういうならではの構成は本当に楽しい。ああ、僕たちのライブ空間が帰ってきたんだと本当に感じました。

各論4: 幕間映像

今回は、全力!脱力タイムズパロディ。いや安定のヤンキー寺川もですが、進藤がいい味出してますね。D4DJのリリカルリリー見ても思うけど進藤だけ明確に場慣れしていて年齢を感じさせないですね…そして何よりあのTシャツとホットパンツはほんまにエッッッッなので、シコっていい会場なら(ry 配信が楽しみです。 岩田もビデオ出演(?)して、ァライト、リリィ、D、Reバースに次いでバンドリとブシロード界のグランドスラムに近づいてますね、ヴァンガードに登場したら流石に笑う。岩田よ、君の目指す道はそれでいいのか。かわいいからいいけど。

B社はくだらん謎ミニゲームやらずにちゃんとバラエティ作ってください。ほんまに。

まとめ

勢いで書いた長い怪文章ですが、ほんまに8thライブはよかったです。またライブが見えてきて本当にうれしいです。ほんまに。

おまけ

Day3の日の朝、一緒にコテージにいたオタクたちとプリキュア~ミュークルドリーミーまでニチアサフルコースしてました。三森から始まって彩沙に終わるのでニチアサは実質ミルキィ。

で、キラメイジャーの接着剤怪人とミュークルのプチトマトの話で笑い死ぬかと思いました。ニチアサのクセが強すぎる。特にキラメイジャーは、最後に無言で殺されたモブ怪人が哀れでなりません。アサルトリリィで船田初を演じる西葉瑞希がゲストなこともあってかなり盛り上がりました。船田姉どうして…

以上、次回はアサルトリリィの新作公演でお会いしましょう。ごきげんよう

舞台アサルトリリィ League of Garden感想

ブシロードの新コンテンツ舞台アサルトリリィを見てきました。せっかくなので長文感想します。 カードゲーム、バンド、ミュージカル、DJに続く新コンテンツということで今後が楽しみなコンテンツです。

総論

今のところ基本的にはどこかで見たようなというか王道的な感じで目新しさはなかったです。キャストの顔はいいので美少女回転寿司感はかなりあります。

ただただ、退屈というわけでもなく、バトルシーンで台詞を回しながら武器を振るうシーンの迫力はありますし、ストーリーの緩急もしっかりしてる方なので、引き込まれはします。

ただし舞台2時間という限られた枠でそれなりの内容なので、描写できるシーンが限られているのは残念なところです。あと、場所が場所(普段プロレスやってる)なので舞台の演出面はそれなりにチープというは残念だし、フラットなので場所によってはかなり見えづらいのは明確に低評価要素。アニメで人気が出て、再演されればなと。 以下各論。

世界感

謎の巨大生物≪ヒュージ≫が現れ世界が壊滅寸前、近代兵器をも防ぐ怪物に対抗できるのは≪マギ≫の力を宿した≪CHARM≫と呼ばれる武器のみ。その武器には少女が強く感応するらしく戦う少女≪リリィ≫たちが怪物と日々戦っている。≪リリィ≫たちは≪ガーデン≫と呼ばれる学校に分かれて、エリアごとに防衛したりしている。≪リリィ≫は≪レアスキル≫と呼ばれる超能力的なやつを使える。

と、なんかシンフォギアだったりまどマギだったりゆゆゆだったり、割とどっかで見たようなセカイ系だったり、戦闘美少女モノだったりの設定でそこまでの目新しさはない。

ひたすらに専門用語が多い。梅(はるちゃん)が「なんて専門用語が多いんだ!」みたいなメタ発言するレベル。

ただし二水ちゃん(りみりん)が毎度ゲームのチュートリアルみたいな口調で説明してくれる。梨璃が「~~て何?」、二水ちゃんが「それは~~~だよ!」みたいなチュートリアルを始めるので少し笑いそうになる。チュートリアル西本。

ストーリー

キャラの顔見せがあってチームを結成して、それぞれの抱えるコンプレックスをチームとの出会いと絆、ピンチからの脱出を通じて解消して行き、巨大な敵を倒して大団円というチーム物の定番ストーリー。

キャラクターが多い中でそれぞれのキャラクター性と悩み、そこからの脱出を描いているのは良いですね。後述の通り名前は覚えにくくても、こういうキャラクターだっていう印象を残すには十分なストーリーでした。特に夢結が梨璃との出会いで、かつて義姉妹の契り(シュッツエンゲルの誓い)を結んだ姉を無くした過去を振り切り封印したレアスキルを再び使い敵を倒すクライマックスから、今度は自分が姉として梨璃を導く、そして自分たちの軍団を梨璃の苗字から一柳隊と名付けるまでに心を許すラストはベタながらもいい流れでしたね。

あとは、ヒュージを操る黒幕の存在を仄めかすシーンでいわゆるクリフハンガーもかけており、次回舞台やアニメも楽しみにできそうです。

キャラクター

過去に≪ヒュージ≫に襲われたところを助けられた主人公、過去に何かがあって性格が変わってしまった主人公のあこがれの先輩、その先輩と一緒にいるアホっぽい口調の先輩、≪リリィ≫にひたすらあこがれを描くハイテンションな同級生、やたら主人公にセクハラするサイコレズ、名家に生まれたが故に自らの才能を卑下する子、その卑下する子をお前はもっとできる子と叱咤する子、ダークな雰囲気をにおわす孤高の少女(実は強化人間)、ロリババァ口調の元メカニック・・・

これもまたどっかで見たなみたいな設定と関係性のキャラクターがメイン。女性声優が女性声優のケツを触る作品は名作。 とはいえ王道には王道たる所以があると思いますし、別に陳腐ってわけでもないのでキャラの魅力は十分にあるかなと。

遠野ひかる演じる雨嘉(ユージア)ちゃんは、まぁベタな名家で優秀な姉妹に挟まれてコンプレックスの塊みたいなキャラですが、戦いを通じて仲間との絆で自身をつけていくのはベタなストーリーながら、とのぴーの熱演もあり割と好感触。とのぴー好きぴー。

たあ、主人公たち以外も含めると19名のキャラクターがいて、名前が長かったり外国人だったり難読だったり死ぬほど名前が覚えにくい。二水(ふみ)とか、Thi梅(チーマイ)とか。ミリアム・ヒルデガルド・フォン・グロピウスちゃんとか、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールかよ。

キャスト

演技・殺陣にはルドビコ組がやっぱり経験の差が出ているかって感じ。セリフを決めるカッコよさが結構差が出ているなぁと。

ブシロード組については、遠野ひかるさんめっちゃ演技良くないですか?舞台経験はルドビコ(白きレジスタンス〜約束の行方〜)、殺陣もスタリラくらいですがかなりキレあってよかった。普段のふわふわした舌ったらずな地声と声張る演技の落差がよろしいですね。Show By Rockの主役も射止めているので今後が楽しみな女性声優といえましょう。 つむつむは普段とのギャップがよろしいですね。まだ叫ぶ演技とかはこなれていない感じがするので成長を期待しております。

りみりんは初日は歌の声が出てなかった?キツい音域って感じもしなかったんですが。舞台経験は3人の中でもっとも多いですし、演技はかなり磨かれてるし、映画出演(23区女子-FINAL-)も控えているので期待っすね。

3曲歌唱する。最初に全員、最後に一柳隊と全員で一曲づつ。最初と最後は本当に目の前でアニメのオープニングとエンディングを見せられている感じで非常に良かった。ダンスもかなり激しめのを踊るので舞台創造科のみなさんも満足いただけると思う。早くキャラソンが欲しくなる感じ。OP曲はルドビコカラーなのか地下寄り?MIXが綺麗に入りそうな感じ。劇中BGMとかはそんなに見張るところはなかった記憶

演出

割と残念な点が残る。冒頭書いた通り、場所が場所なので仕方ないところはあるけど大道具がしょぼい、照明もまぁそんなにって感じなので。もちろんハコの中でできる範囲ではスタッフは最大限のものを提供してくれていると思います。

まとめ

まだまだ見えないところ・粗削りなところはありますが、今後のアニメが楽しみですね。スタァライトもアニメでファンを増やした感じがあるので。ただキャラデザがあんまり好みじゃないのが…ただ動くとカッコいいって話はあると思うので。 RASのタイアップによるOPムービーが公開されるのが楽しみです。年末渋谷で初披露されたSOUL SOLDIERがOPなんですかね?タイトル的にもそれっぽいし。ともあれ新規コンテンツの発展の期待しております。

C96ありがとうございました&今後のサークル活動の展望

そういやはてなブログ作ってたことをいまさら思い出しましたので更新します。

C96まーがれっと評論社にご来場いただいた皆様ありがとうございました。 新刊のロシア料理本は、なんと15時くらいに完売するといううれしい結果になりました。 手に入らなかった方は本当にごめんなさい。余るつもりで、余ったら委託と冬コミでなんとかしようと思ってた程度だったので・・・

また、在庫僅かであったアイドル変身本も無事3年越しに完売いたしました。続編を書く書く詐欺で放置している間にすっかり女児アニメに対する熱量が以前ほどではなくなり、ブシロード声優のオタクになってしまいましたが、いい加減続編を書く書く詐欺から脱出したいとも思っています。

さて、次回の冬コミC97は今回のロシア料理本の盛況を受けまして、再びグルメジャンルで申し込んでおります。C97、あと出るとしたらこみトレ35(来年の1月)、C98くらいまでは継続してグルメでやろうとは思ってます。 C97新刊は「もっと作りながら知るロシア料理の世界」ということで、C96新刊ではお伝えしきれなかったロシア料理の世界をお届けしたいと思っております。また、今回途中での完売(と表紙サイズを間違えるとかいう初心者みたいなミスがあったので完全版にしたい)となったC96の新刊の再販・第二版も行おうかと考えております。お財布次第ですが・・・

他の同人誌アイデアとしては、グルメジャンルだとロシア料理の関連として中央アジアウズベキスタン等)の料理本や、世界の珍しい蒸留酒や発酵食品の本なんかもいいなと思っております。ロシア料理本のために、家でザワークラウトクワス等の発酵食品を作ってて楽しかったので。

また、いつか再び書きたいアニメ評論ジャンルでは、上で書いた女児アニメ評論の続編もですが、最近お熱なコンテンツであるバンドリ関連でなにかできればなぁという思いで、楽曲解説本とか面白いなと思い始めています。ただすでに100曲前後の楽曲がある(はず)なので一人では厳しいのでやるとしたら合同誌かなと思っております。

以上、簡単ではありますがC96の感謝と今後の活動予定でした。今後とももくしゅんとまーがれっと評論社をよろしくお願いします。 同人イベントやブシロードのイベントでお会いしましょう。

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こみっくトレジャー29お疲れ様でした。

昨日サークル初参加となったこみっくトレジャー29を無事に終えることができました。評論(アニメ評論)で出るサークルがあんまりないこみトレですが、思ったより多くの方に手にとっていただき(思ったラインが低いという話は無きにしもあらず)、やっぱりやって良かったと思います。次はもっと机に並べるものを用意したいです。 f:id:kei-mokusyun:20170116200546j:plain さて今ところ、第二十四回文学フリマが次に参加するイベントの予定です。新刊は引き続き女児向けアイドル論の予定です。中身はまだ全然詰めきれてませんが、アイドルとしての身体行為がどれくらい普段と分断されているのか(変身によってどれだけ別人格を獲得しているのか)みたいな話から、普通の少女でもありアイドルでもある彼女たちの百合的な関係性について切り込んでいく予定です。一見変身によって分断した肉体はそこまで、分断していない、それこそが彼女たちの自由なジェンダーを支え、それゆえに擬制的にあるいは本心から同性愛的関係が成立するのではみたいなことを考え中です。 あとはもしかしたら、アイドル事変のレビュー書きます。机に並べるものを用意したいです。

『こみっく★トレジャー29』に女児アニメ考察本(ジェンダー論中心)を出します

2017年1月15日のこみっく★トレジャー29にサークルまーがれっと工房として参加いたします。初参加です。 アイカツ・プリパラを中心に現代の女児アニメにおけるジェンダー概念についてジュディス・バトラーを援用しながら考察した本です。4号館 サ25bでお待ちしております。

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