Mok Note Blog

もくしゅん(@mokusyun)の物書き用。アニメ評論と料理本のサークル『まーがれっと評論社』主宰

BanGDream! 8th Live Day3感想 - With COVIT-19でのライブ、モニカ覚醒の兆し、上坂すみれ、そしてポピパの修行、あとニチアサ

バンドリ!の8th Live、Day2, 3と参戦してきたので特に良かったDay3の感想を。

長い。三行で。

おかえり、ただいま、ありがとう。 モニカやるやんけ!パスパレはよ5人揃えろ! やっぱりポピパ…なんだよなぁ…

総論: With COVIT-19でライブするということ

個別の曲に入る前にこんな情勢下について。

2月くらいから始まったCOVIT-19 (新型コロナウィルス) 騒動。当初は僕も影響をかなり甘く見積もっていて、1カ月くらいオタクデトックスするかーとかいうテンションでしたがまさかこんなことになるとは思ってませんでした。

私にとってこの騒動前最後のイベントは2月(アサルトリリィ 交流会 Feb. -ハピバレ-)で、そのあと数多のイベントが中止になりオタク各位はかなりダメージを受けたのではないでしょうか。私が行けなかったイベントだけでも、ANIMAX MUSIX NEXTAGE、DriveUsCrazyリリイベ、ラジオスタァオーディション、アサルトリリィ交流会3月、お願い!春の声優祭り、スタァライトバンドライブ、バンドリGBPスタァライト新作公演、遠足のレビューなどなど数えきれないほどのイベントが潰えました。あとアサルトリリィのアニメも延期しました。

で、そんな中でもBanGDream!8th Live。ラブライブがドームツアーを断念するなど、まだまだ多くのイベントが開催を見合わせる中でこの開催は正直英断だと思います。開催してくれたことは何はともあれうれしいです。B社コンテンツに関して言えばアサルトリリィも予定通り開催され、遠足のレビューも再開(大阪では残念を通り越して言葉にもできない事件がありましたが)したということで、かなり前進しているのではないかと思ってます。

ただ、8thLive当日を迎えるまでは、この情勢下でかなり制限されたライブが成功するのかはかなり懐疑でした。 だってライブだよ?声を出せない?(バンドリはもともと違いますが)オルスタもできない?キャストの練習も制限される?その中で最高のパフォーマンスの最高の場が作れるのか?そもそも席数は減らされ、会社とかの方針で涙を飲んだオタクもいる中で、人の少ない会場をキャストに見せていいのか?もはや僕たちの日常は帰ってこないのではないか。そんな一抹の不安を抱えながら、僕は河口湖に降り立っていました。

が、結果として、BanGDream!、特にポピパはそんな不安を解消してくれたと思ってます。もちろん、今まで通りのライブではないにしても、With COVIT-19でのライブのやり方の一つを示してくれたと思います。

本当にライブを返してくれてありがとう。りみりんの挨拶通りで「ただいま、おかえり、ありがとう」これに集約されるかなと。 席数を削り、物販が余裕で買えるくらいの売れ行きで収益的にはしょっぱいのに開催を決意したB社の経営層、With COVIT-19でできる最高の演出を考えたスタッフ・演者、感染リスクが高そうな中でライブを支えた裏方、できる形で最高の応援したオタク・・・・本当にありがとう。俺たちは帰ってきたよ。キャストも帰ってきたよ。基本的にB社と同族のオタクが嫌いで普段は呪詛しか吐かへんけど今回は本当にありがとう。

各論1 Morfonica 倉田ましろと進藤あまね…進化への道筋

好きな人もいるので、大声ではあんまり言うてないですが、僕はMorfonica登場当初、かなりどうかと思ってました。 のびしろっていう便利な言葉を盾に、バンドリーマーがただのブシロード肯定ペンギンになってんちゃうんかと。お世辞にも上手いとは言えないボーカル(顔はいい、演技も下手ではない、胸はデケッデケッデ)、演奏だけで拾ってきた棒読み声優、なぜか表舞台にひっぱりだされたドラム講師、バイオリン弾けるのに大人の事情でベースやらされてるとしか思えない虚無バラエティの女王…いやお前らRASで味占めて2匹目のドジョウ狙ってるだけちゃうんかと。そんな適当なプロデュースするから、ミルキィホームズフェザーズは…ってな感じで。

いやわかりますよ。RASも当初批判されたけど今ではその影もないし、なつめさんの演技もうまくなったし、フェザーズも結果としてはオーディションで発掘した彩沙はかなりの逸材だし…ただ肯定しかしないオタクに向けてコンテンツ作ったら長期的には死ぬんちゃうんかと。すべてのジャンルはマニアが潰すっていうたのではK谷、お前ちゃうんかと。新規が寄りづらいラ!とかiM@S、肯定ペンギンで固めた駄サイクル(by鯨井ルカfromネムルバカ)に突入する人が多いVtuberになりたいかと。(そんなこというてますが、なんだかんでラ!もマスも好きです。vはよーわからなん)

が、彼女たちはちゃんとやってくれました。まだまだ正直にいうて甘いところは夜空に輝く星の数ほどあると思いますが。 1曲もDay Lightが始まる前に、下を向いて待機していたあまねすには確かに倉田ましろが宿っていました。歌い始めた時には痺れました。お前やれるやんと。喉からCD音源なんていう使い古された表現はありますが、CD超えてるんやんけと。他の歌はまだまだ至らんところはあるけどchAngEの歌いだしとか超カッコいいし、ブルームブルームもかなりキタよ。あまねイけるやんと(変な意味でなく)。だいぶ進化への道筋が見えたと思います。少し安心しました。

なので本当に彼女にはもっと場数を踏んで成長してほしいです。1stLiveであれをできるのはすごいと思うので。ミルキィの1stとかポピパの旧1stとかと比べもんにならんので。Ayasaさんはかなり出来上がっているので本当にそこから学んでほしい。それゆえにこの情勢で場数を踏めないのは本当に残念です。

Morfonicaとしてもあの短いライブ時間で、透子、つくし、 瑠唯の絡みやったりキャラクターのライブとしてもよかったので、モチベ激低でシリアルあるからとりあえず申し込んだモニカの単独ライブのモチベがストップ高しました。 あと、おゆちゃんがかなりカツカツで直田との差がやばいので、B社は下らんバラエティの前にちゃんと色々やってください。ほんまに。

各論2: Pastel*Palette 白鷺千聖はそこにいたんだ…そいてサバねばが出来る日まで…

Morfinicaいけるやん!ってなってからのパスパレ。1月の彩りSpecialがかなり良かったので、曲数が限られるこのライブでどう見せてくるのか…?非常に気になりながら、幕は明けました。

で、1曲目がきゅ~まいで開幕。個人的には彩りSpecialのワクワクMeetsトリップの台詞が始まる構成が好き好き侍だったので、期待してたのですが来なくて残念でした。ただただ、やはりそこはきゅ~まい。フィルムライブとシンクロするあみたのパフォーマンスは最高で、彩りSpecialの時も思ったのですが、丸山が二人いました。クラップも声を出せないこのライブではありがたい。そこから、パスパレボリューションず☆、AtoZとなかなか声を出せないのは辛い場面で悶々。まぁその気持ち2曲後に吹き飛びましたが。

で、MCであっつあつ常夏らぶサマーを予告してきての曲入り。連番者があっつあつ常夏らぶサマー大好き芸人だったので、思わず始まる前にガッチリ握手してしまいました。ソーシャルなディスタンスの都合抱き合いはしませんでしたが、許されるなら抱き合ってクルクル回っていました。この曲をシングル化しないB社は無能。ほんまに。

で、らぶサマーでひとしきり盛り上がったところに、Ring-Dongのイントロが流れ始める。この瞬間、オタクは思考が巡り巡り止まりました。「彩りSpecialでやらんかったのはすみぺ来いひんかったからやろ・・・?」「いやでもすみぺ、今日は来ないやろ」「いやいやRing-Dong流れてるやん」… で、モニターに出てくる白鷺千聖と化した上坂すみれ。もうすべてが信じられませんでした。色々耐えれなくて、前の席の背中で頭を強打しました。まじで痛かった。茫然自失として声出し禁止忘れて「終わった…」って五回くらい言うてた気がします。だいぶ記憶ないですが。それくらい終わった。2番くらいから意識を取り戻して振りコピする余裕ができましたが。

本当にRing-Dongは曲もその背景にある物語も、振りコピというライブでの楽しさもどれを取っても完璧ですね…僕の中でこれを超えるパスパレ曲が出てくるイメージがまったくつかないんですよね…まぁバンドリにはいい意味で(悪い意味の時もあるけど)裏切られることが多いので、期待してますが。

映像ごしのすみぺとリンクするようにパフォーマンスするあみたは、もう完全に千聖さんと彩ちゃんでした。これはまじで、このCOVIT-19騒動でリモート出演というが定着し始めたことで生まれた時代の奇跡だと思いました。これで雨でも降ってたら完璧だったんですが、流石にそれはオタクの高望みですかね。でもまさに時代を味方につけたあのパフォーマンスだと思いました。少し泣く(fromピンポン)どころの騒ぎではありませんでした。

あまりの衝撃に、もういちどルミナスの記憶が一切ないんですよね…あみたが退場した後に、思わず頬を叩いて正気に戻ろうとしていました。(いい意味で)クソみたいな幕間映像がなければ死んでたと思います。

勿論よかった分、これもしかしたら西武ドームで…?的な思いはあるんですが、本当にこれは本ライブ最大のサプライズでした。そりゃあみたも泣くわ。MCでもいうてた通り、すみぺが来ないとやらないと決めてた曲をこのような形で聞けたのは本当に僥倖でした。(いやだとしたらWonderland Girlも結婚して亜李・ドライバーと化した小澤亜李さん来るまで待ってほしかった気持ちもあるんですが…)とここまで来たので彩りSpecialでもやらなかったあの曲、そうSURVIVOR ねばーぎぶあっぷ!の披露が俄然たのしみになってきましたね…5人居るには訳があると思うので、早く5人ピースを一つの場に集めて披露してほしい…ラウクレⅡもあることですし、彩りⅡ頼みます。ほんまに。

各論3: ポピパ これが新しいライブ様式か…

幕間映像でリセットして、ポピパのターン。日が暮れていい感じになってきたところに、まさかのTime Lapse開幕。時間帯と歌詞をリンクさせてくるのは最高ですね。野外ライブならでは演出でかなりテンション上がりました。このエモさのおかげで、シンガロングできない悲しさがぶっとびました。

前日のRASは開幕が遅れたことで、Depaturesが暮れてからの披露になりましたが、これも偶然の産物として最高でたね。

で、そこから繋ぐのがイニシャル。まさかの疾走系チューン2連続。正直疾走系チューンでは、ロゼ・RASの方が強いって思ってましたが、こうやられると考えも変わりましたね。イニシャルは、西本のベースが本当にかなり好きでした。西本はほんまにライブの度に株が爆上がりしますね…プレミの前から5列目で西本側だったこともあり割とずっと西本見てました。

そこからの3曲連続のサマーチューン。花火できる中での夏のドーン!、真っ暗な中でのエモエモのハチイフもさることながら、声を出せないながらも最高に盛り上げてきた夏色SUN!SUN!SEVEN!いやもうあれは凄い。元から好きな曲ですが、本当にこの情勢下のライブに合わせて仕上げてきたなぁと。クラップ練習して、クラップで盛り上がりながら、普通に踊るやろなぁって思ったところからのまさかの3連茶番劇。演奏技術としてはRASが最高だと思うんですが、ライブパフォーマンスとしてはやっぱりポピパですね。やっぱりロールモデルとしてきたサイサイと対バンして、修行期間を経てホンマに化けたと思います。未知りみりんホンマに好き。大阪ファンミ映像化してくれ~~~

で、そこからハチイフ、ときエク、(茶番挟んで)スタビという流れ。これもかなり好きです。というのハチイフはアニメ時系列と小説版=ifの世界を繋ぐ曲だと思っているので。ifの世界を提示しながら、アニメ1期OPから小説版曲。完璧。100点満点。最高。

茶番のfirebirdも最高。あこまでやるなら1番だけでもしっかりやってほしかった。てか大橋あれ叩けるのすごいよね…オタクも空気読んで赤いペンライトに変えたの偉い。僕はスタビの気持ちから切り替えきれずに変えれませんでした。よく考えると寺川がランダムスター置いてる地点で気づくべきですが…そんな余裕はなかった

スタビで改造サイリウムで走り出すずっと走ってた~したオタクはある意味天才。追い出されること前提に荷物持ってたらしいことも含めて完璧。ただやるならANIMAX MUSIXでやってくれ。俺はああいうの風物詩的に楽しめるからいいんやけど。

で、ラス2曲がティアドロ。闇夜の帳が下りた空間で赤から青に変わるをやるのが楽しすぎる。UO10本くらい折って連番者に心配されてたらしい。〆はミライトレイン。順当。だけど少し泣く。

アンコールの夢撃ち…?あれはもう見えてけどかなり泣く。ほんまにメットライフドーム返してくれ…どうして…

総じて言うとBreakthroghはじめ未披露曲の公開は抑えめでここは単独に寄せてきたなという感じ。ただTime lapseや夏のドーン!、SUN!SUN!SEVEN!などあの場だからできる曲、With COVIT-19だからこそ盛り上がる構成、演出をこれでもかと詰め込んできて本当に新たなライブ様式を示してきたなという感じ。上でも述べた通りに、ライブとして完璧なパッケージを提供してきたなというのが本当に思う所。もちろんRASみたいにMCなしで突っ切るも好きなんですが、やっぱりこういうならではの構成は本当に楽しい。ああ、僕たちのライブ空間が帰ってきたんだと本当に感じました。

各論4: 幕間映像

今回は、全力!脱力タイムズパロディ。いや安定のヤンキー寺川もですが、進藤がいい味出してますね。D4DJのリリカルリリー見ても思うけど進藤だけ明確に場慣れしていて年齢を感じさせないですね…そして何よりあのTシャツとホットパンツはほんまにエッッッッなので、シコっていい会場なら(ry 配信が楽しみです。 岩田もビデオ出演(?)して、ァライト、リリィ、D、Reバースに次いでバンドリとブシロード界のグランドスラムに近づいてますね、ヴァンガードに登場したら流石に笑う。岩田よ、君の目指す道はそれでいいのか。かわいいからいいけど。

B社はくだらん謎ミニゲームやらずにちゃんとバラエティ作ってください。ほんまに。

まとめ

勢いで書いた長い怪文章ですが、ほんまに8thライブはよかったです。またライブが見えてきて本当にうれしいです。ほんまに。

おまけ

Day3の日の朝、一緒にコテージにいたオタクたちとプリキュア~ミュークルドリーミーまでニチアサフルコースしてました。三森から始まって彩沙に終わるのでニチアサは実質ミルキィ。

で、キラメイジャーの接着剤怪人とミュークルのプチトマトの話で笑い死ぬかと思いました。ニチアサのクセが強すぎる。特にキラメイジャーは、最後に無言で殺されたモブ怪人が哀れでなりません。アサルトリリィで船田初を演じる西葉瑞希がゲストなこともあってかなり盛り上がりました。船田姉どうして…

以上、次回はアサルトリリィの新作公演でお会いしましょう。ごきげんよう